2025年2月私たちは一色佐和さんを訪ねて焼き物の町、愛知県常滑市へ行ってきました。
海も近く自然豊かで、古くから窯業が盛んな街として栄えてきた常滑市には、風情ある窯元や焼き物の専門店・陶器に関する観光スポットもたくさん並んでいます。
まずは今回の旅の目的でもあるセラミックアーティスト・一色佐和さんの工房へ。
PERK SHOPでは2023年に個展を開催し、お店のマグカップや常設作品として植木鉢や花瓶をお取り扱いさせていただいています。
お忙しい中にも関わらず、常滑駅まで車で迎えに来てくださった佐和さんにご案内いただき、貴重な制作現場におじゃましました

生活の中できゅんとときめく陶作品をひとつひとつ制作されている佐和さん。
自宅工房の所々にみえる遊び心にも佐和さんの穏やかな人柄を感じます。

工房内の棚に並ぶ作品たち

土を天日干しすることで内部の水分を抜き乾燥させている様子。
削り取ったものや、ふちの部分を乾かして
水を加えて粘土にして再活用するとのこと。
丁寧に時間をかけて作られていることがわかります。

佐和さんのキッチンで見かけた素敵なインテリア。
絵は名古屋の素敵なショップ『cont』で購入したと教えてくれました!
常滑のシェア工房へ
次に案内していただいたのは常滑のシェア工房。ご友人の陶芸家の方もこちらで制作していたり、佐和さんもシェア工房の窯を使用することもあるそう。焼き物の町の象徴でもある煙突が見えたところで、佐和さんはこちらですと私たちを案内してくれました。


佐和さんとご友人の陶芸家・鳥居みきさんに説明いただきながらシェア工房を見学させていただきました。
昔実際に使われていた窯や、歴史を感じる建物と器の多さにドキドキしながらゆっくり二人についてまわります。

鳥居さんの制作現場。個展に向けての制作でお忙しい中ありがとうございました!

手びねりやロクロで、繊細な美しい器を制作している鳥居さん。
可愛らしいドーナツマグも、いちじくの木の灰で作った釉薬の器も素敵でした。
陶器に関する観光スポット巡り
【INAXライブミュージアム】
建材・住宅設備機器の株式会社LIXLが「窯のある広場・資料館」として運営する。

常滑の街並みでもよく見かけた黒い外壁。
「海に近いまちなので潮風による劣化から守るために塗られてるんですよ」と佐和さんが教えてくれました。

トイレでお馴染みのINAX。ミュージアムでは個性的なタイルや陶器も並ぶ。トイレをモチーフにしたユニークなお土産も!

焼き物の町ならではの土管が埋め込まれている。常滑の代表的風景。
【とこなめ焼卸団地】

セラモールにある、急須と器いそべさん。
入り口には佐和さんの師匠・増田光さんの作品が存在感を放っていました。

植物好きにはたまらない大量の植木鉢

常滑は招き猫の生産地。「常滑系」と言われ、丸い大きな目と二頭身フォルムが特徴だそう。
ラストは愛知県阿久比にオープンした「d news」へ。
【d news Aichi agui】

D&DEPARTMENTが運営する、国内では初となるd news。
今年オープンしたばかりの「酒とめし」さんでおでんを食べながら佐和さんとミーティング&女子会。
ミーティングでは移転オープンにあわせた植木鉢などの入荷のことと、
春先のイベントについてじっくり打ち合わせもしてきました。
直接会ってお話することで楽しい時間を過ごすことができ、同時に今回の旅を通してより一層身が引き締まりました。
佐和さん、本当にありがとうございました!
改めて伝統のものづくりの技術や文化を受け継ぎ、
情熱を持って素晴らしい作品を作っている作家さんの作品が当店に並ぶことが改めて本当に光栄で嬉しいです。
作り手の方の思いも受け取って、PERK SHOPならではのご提案で使い手となる皆さまの元に届けたいと思っています。
休業中も充電期間として様々な体験や交流を深め、準備を進めているPERK SHOPの再開を楽しみにしていてくださいね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
SAWA ISSHIKI / Ceramic Artist
https://www.instagram.com/sawaisshiki/

Hal Hatta / Buyer
https://www.instagram.com/hal_perkshop/

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